職務経歴書で重要なことは採用担当者に読んでもらうことです。中身の評価はそれからだからです。そのためにはどうすればよいのでしょうか?それは...
レイアウトの工夫
全く同じ内容の職務経歴書があったとします。
きれいな書類とそうでないもの。
あなたが採用担当者だったら、どちらを読みますか?
殆どの方がきれいな書類を選ぶでしょう。
履歴書はフォーマットが決まっています。
その分書きやすいとも言えますね。
職務経歴書はフリーフォーマットです。
自由ほど難しいものはありません。
あなたのひょっとしたら悪い癖も出てしまうかもしれないんです。
仕事でのプレゼン資料を思い出してください。
上司が気に入るように作っていますよね?
それと同じことです。
採用担当者のことをあなたはご存知ないかもしれません。
転職エージェントの紹介求人であれば、パーソナリティも把握しています。
どんな書類が好みかは今までの経験でエージェントはわかっています。
あなただけで判断できない場合はアドバイスをもらうのも良いでしょう。
職務経歴書の中身はもちろん重要です。
ですが、読んでもらうためには見た目が重要なんです。
見た目、すなわち、レイアウトですね。
最初から作り直す必要はありません。
インターネットで検索すれば職務経歴書のテンプレートは山ほど出てきます。
その中から使いやすいのを選んで、あなた流にアレンジすれば良いのです。
やはり転職を希望する業種、職種のフォーマットをアレンジするのが良いでしょう。
業界には業界なりの浸透したフォーマットがあるものです。
それを使用すれば、悪い印象は持たれないはずですよ。
誰でもできる職務経歴書の作成方法!の記事はこちら
全ての職務経歴を書く必要はない
職務経歴書にはあなたのキャリア全てを書く必要はありません。
履歴書に在籍した会社はリストアップしてあるので、職務経歴書には求人に関係の薄い会社での職歴は書く必要はほとんどないと言えます。
書いたとしても、さらっと数行書く程度で構いません。
職務経歴書は求人との関連性を考えつつ、毎回作り直すのが正解です。
求人が重視しているスキルに焦点を当てて書くことは当然と言えます。
それにあわせて、中身も少しずつ変えるんです。
職務経歴書の使いまわしは採用担当者にバレます。
誠意をもって応募するなら、求人に特化した職務経歴書の方が読む方はうれしいですよね。
ただ、これでは応募する方も身が持ちません。
だからこそ、転職理由が重要なんです。
どの業種のどの職種に応募するって決まるのがこの段階だからです。
転職理由が明確であれば、職務経歴書もいくつも用意する必要はなくなるんです。
やみくもに応募するのではなく、こんな求人にという【方向性】が決まっているので、濃淡をつけるとしてもそんなに数はないはずです。
逆に応募するたびにここで苦労するようでしたら、転職理由が明確になっていない可能性が大きいです。
あなたの今までの経験でどれを活かして転職したいのかが明確であれば、軸となるスキルもそんなに変わらないはずだからです。
転職理由が明確になっているかのチェックにもなります。
そのためのキャリアの棚卸しなのです。
職務経歴書はキャリアの棚卸しの後で!の記事はこちら
あなたの「売り」を最初に書く
職務経歴書に書くべき項目は決まっています。
✅コアスキル
✅要約
✅職務概要(会社ごと)
✅職務詳細(会社ごと)
最も重要な項目はコアスキルです。
自己PRと違うのは、どの会社でも通用するスキルであることです。
ポータブルスキルとも言います。
ある会社でしか通用しないスキルって、結構あります。
他の会社では需要がないスキルのことです。
すでに自動化されていたりして、他社ではもうそういう仕事がないんですね。
コアスキルを明確にすることで、採用する会社としてもとても助かります。
要求するスキルが全て書かれていなかったとしても、その他に魅力的なスキルがあるかもしれません。
この部分は定量的に書くようにしましょう。
つまり、数値を入れてください。
営業だったら、売り上げいくらとか、マネージャーだったら管理した部下が何人かとか、数字で書いた方がイメージしてもらいやすいからです。
コアスキルは全力を尽くして書きましょう。
履歴書の志望動機と同様、求人ごとに力を入れる部分です。
コアスキルをきちんと書けば、必ずそれ以降の細かい職務経歴を興味をもって読んでくれます。
職務経歴書に書くべき項目とは? はこちら
過剰な売り込みはやめよう
職務経歴書はあなたのプレゼン資料です。
今までの実績をきちんと書いてください。
そしてそれが相手に伝わるように、見やすいレイアウトを工夫することも重要です。
ですが行き過ぎはよくありません。
あなたのスキルを必要以上に売り込みすぎたりすると、ただの自慢になってしまいます。
採用担当者が気分を害さない程度のアピールにしておきましょう。
本当に実力があれば、淡々と書いてあってもわかるものです。
応募者の方からここが凄いという必要はあまりないのです。
もちろん、コアスキルについてはきちんとアピールする必要があります。
ですが職務経歴については、事実を客観的に書くべきです。
データに基づかない実績は評価されにくいです。
職務経歴書に自己PRは必要?の記事はこちら
例えばコミュニケーション能力。
これほど難しいものはありません。
明るくて元気ということでは職務経歴書に書く価値はないのです。
調整能力であればわかります。
他部署と調整しながら、物事を決めていくのが得意とかですね。
これであれば、立派なコミュニケーション能力です。
職務経歴書を転職のプロの視点で添削して欲しい場合は、転職エージェントを使うと効果的です。
見やすいレイアウトかも第三者的目線でアドバイスをくれます。
独りよがりにならないように転職活動はエージェントを活用することをおすすめします。
