職務経歴書の形式で悩んでいる人「職務経歴書はフリーフォーマットなので、書き方に迷ってしまう。形式だけをとってみても一長一短があるように思えてイマイチ決められない。職務経歴書を実際に読む人の意見を知りたいな。」
上記のお悩み・疑問にお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
職務経歴書の書き方には形式が3つある。①編年体式②逆編年体式③キャリア式 の3つ。①は時系列で職務経歴を書いたもので履歴書と対比可能でキャリアアップもわかりやすい②は現在から遡るので新しい職歴をアピールできるが、履歴書と対比は難しい③キャリア式は時間軸がわかりにくく論外。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) April 15, 2022
職務経歴書の書き方には形式が3つある。①編年体式②逆編年体式③キャリア式 の3つ。①は時系列で職務経歴を書いたもので履歴書と対比可能でキャリアアップもわかりやすい②は現在から遡るので新しい職歴をアピールできるが、履歴書と対比は難しい③キャリア式は時間軸がわかりにくく論外。
本記事を読めば以下のことがわかるようになっています。
- 職務経歴書の書き方の形式がわかる。
- 最も企業に受けが良い職務経歴書の形式がわかる。
とは言っても、何の根拠もなく書いているわけではありません。
この記事には以下の根拠があります。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
- 上記の通り。
上記ツイートの通り、職務経歴書の書き方には形式が3つあります。
本記事では採用担当者の筆者が書類選考する側から「明らかに読みやすい形式」をお教えします。
転職活動中の方は知らないと損をする情報です。
簡単に読めますのでご一読ください。
結論「採用担当者が読みやすい職務経歴書は編年体式だけである。」
職務経歴書はフリーフォーマットですので、相手に伝われば書き方は問いません。
しかし採用担当者にとって「読みやすい」形式、読みにくい形式というのは存在します。
本記事では中身ではなく、以下の3通りの書き方について採用担当者である筆者が読みやすい形式かどうかにフォーカスします。
大事なことなので繰り返しますが「編年体式」が企業に受けが良い職務経歴書の形式です。
記事構成は以下のとおりです。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 編年体式の職務経歴書は読みやすいか?
- 逆編年体式の職務経歴書は読みやすいか?
- キャリア式の職務経歴書は読みやすいか?
では一つずつ解説します。
編年体式の職務経歴書は読みやすいか?
編年体式の職務経歴書は履歴書と時系列が同じなので、とても読みやすい。
編年体式は時系列で書くもので一般的な方式と言ってよいでしょう。
メリットは履歴書との時間軸の同期がとれていることです。
採用担当者にとっては一番読みやすい書き方と言えます。
筆者は採用担当で職務経歴書を嫌というほど読んでいますのでよくわかります。
他の形式はやはり読みにくいんです。
編年体式は奇をてらっていませんが、応募者がどのようにキャリアを積んできたのかがわかるのでとても良いです。
職務経歴が長い方にも書き方の工夫をすれば単調になりません。
転職経験のある方は在籍した会社ごとに表を作った方が見やすいです。
>>【驚愕の事実】職務経歴書の簡単な書き方は【たった一つだけ】です
- まずは職務経歴書の先頭にコアスキルと職務経歴の要約を書きます。
- そして在籍した会社ごとに職務経歴概要と職務経歴詳細を書くのです。
職務経歴詳細は時系列の年表になります。
このようにすれば、単調になりがちな編年体式でも見やすくなります。
職務経歴書はこのように項目の見せ方と採用担当者に読まれる職務経歴書とは?に書いたように外見、すなわちレイアウトも重要です。
見る人の立場に立って書きましょう。
>>誰でもできる職務経歴書の作成手順
>>書類選考を通過する職務経歴書の3つのポイントとは?
編年体式で職務経歴書を書くのが標準です。企業側も読みやすい形式なので最も受けが良いはずです。
逆編年体式の職務経歴書は読みやすいか?
結論「逆編年体式の職務経歴書は履歴書と時系列が逆なので読みにくい。」
逆編年体式とは直近の業務から逆に書く方式です。
この書き方でしたら「直近にどんな仕事をしていたか?」がわかります。
結論を先に書く書き方ですね。
「いつ、どこで、どんな仕事を、どんな風に、どんな規模で、どんな立場で行なってきたか?」もわかります。
一目で「どんな仕事が最近のものか?」がわかります。
これが最大のメリットです。
英文レジュメでは大体はこの「逆編年体」で書くのが定着しています。
外資系の会社への応募でしたら、逆編年体で問題ないでしょう。
ただしデメリットも当然あります。
履歴書は時系列で書かれています。
書類選考の際には履歴書と職務経歴書を対比させて読む場合も多いのです。
逆編年体式の職務経歴書はやはり読みにくいです。
なぜなら履歴書と職務経歴書の時系列があっていないからです。
そういう意味では外資系求人以外の応募にはおすすめしません。
英文レジュメは履歴書・職務経歴書が一体になっています。
当然ながら読みにくいということはないです。
>>【間違いだらけ】職務経歴書の誤り3つとは?【客観的実績を書け】
逆編年体式で職務経歴書を書くのは外資系企業への求人応募を除けば、やめておきましょう。時系列ではありますが、履歴書と逆になっているので読みにくいです。
キャリア式の職務経歴書は読みやすいか?
結論「時系列で書かれていないキャリア式は採用担当者にとって読みにくい。」
キャリア式とは営業、経理、人事などの職務ごとに書く方式です。
キャリアに一貫性がある方よりも様々な職務を経験している方に向く書き方とも言えます。
例えば営業を5年、総務を10年の経験がある場合は一目で得意分野が分かるメリットがあるのです。
ただしデメリットの方が大きいです。
時系列で書かれている訳ではないので「新入社員時代の仕事も直近の仕事も」一目ではわかりません。
採用担当者は「どんな仕事をしてきたか?」ということはもちろん知りたいです。
しかしそれよりも「どのようにキャリアアップしてきたか?」の方に興味があります。
例えば20年前にやっていた仕事については目を通す程度ですが、キャリア形成については確認します。
「何をしていたか?」にフォーカスしたキャリア式は「いつからいつまで?」「どこで?」という基本的なことがとても読みづらいです。
時系列がわかりにくいのが最大のデメリットです。
職務経歴書をキャリア式で書いている方は「今すぐ」見直したほうがいいです。
実力以外の部分で書類選考が通過しない可能性が大きいです。
>>職務経歴書の書き方で採用担当者が重視するのは?【3項目だけ】
>>採用担当者に職務経歴書を読んでもらう4つの注意点とは?
職務経歴書をキャリア式で書くのはやめましょう。読み手が最も読みづらい形式だからです。
職務経歴書の形式で読みやすいのは?【編年体式の一択】
採用担当者にとって読みやすいのは編年体式の職務経歴書です。
採用担当者は日常業務として書類選考を行っています。
数秒で合否判定を行えないのは生産性が低下します。
採用担当を専任で行っている社員はほとんどいないと思います。
ほとんどが兼務のため忙しいのです。
読む側の立場に立って職務経歴書を作成するのは重要なことです。
肝心の内容を読んでくれるからです。
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