転職の最終面接で悩んでいる人「一次面接、二次面接はなんとか無事に通過した。今度は最終面接だ。最終面接の準備をしたいが一次面接・二次面接との違いを知りたい。最終面接は形式的なものなのだろうか?それとも最終面接の対策をする必要があるのだろうか?」
上記のお悩み・疑問にお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
最終面接の面接官は取締役クラスになる場合が多い。一次面接や二次面接とは違った角度で質問がされる。面接テクニックが通用するのはギリ一次面接まで。二次面接はスキルで乗り切れる。最終面接はビジネスについての理解度、面接官との相性がぶっちゃけ決め手になる。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) June 1, 2022
社長面接では意外かもですが、相性がとても大事。特にスタートアップ・ベンチャー企業では社長との距離が近いので。会社が利益を上げるためにも良い。当たり前だけどスキルがあるのは前提条件。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) May 26, 2022
最終面接の面接官は取締役クラスになる場合が多い。一次面接や二次面接とは違った角度で質問がされる。面接テクニックが通用するのはギリ一次面接まで。二次面接はスキルで乗り切れる。最終面接はビジネスについての理解度、面接官との相性がぶっちゃけ決め手になる。
社長面接では意外かもですが、相性がとても大事。特にスタートアップ・ベンチャー企業では社長との距離が近いので。会社が利益を上げるためにも良い。当たり前だけどスキルがあるのは前提条件。
本記事を読めば以下のことがわかるようになっています。
- 最終面接の対策がわかる。
- 一次面接・二次面接と最終面接との本質的な違いがわかる。
とは言っても、何の根拠もなく書いているわけではありません。
この記事には以下の根拠があります。
- 筆者はスタートアップ企業の代表取締役、かつ採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 代表取締役、採用担当、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
- 上記の通り。
記事構成は以下のとおりです。
5分ほどで読める記事ですので、しばらくお付き合いください。
- 【採用担当者が教えます!】最終面接の対策はたった2つ?
- 最終面接と一次面接・二次面接との違いとは?
- 転職面接の対策は面接官が誰かで決まる!
では一つずつ解説します。
【採用担当者が教えます!】最終面接の対策はたった2つ?
結論「最終面接ではビジネスの勉強をしておくこと、面接官との相性がすべて。」
最終面接の対策はビジネスの勉強をすること
最終面接の場合は面接官が取締役クラスの場合がほとんどです。
つまり会社経営に関わっている方々です。
会社は取締役と従業員とで構成されます。
取締役は会社に経営責任があります。
当然、人を雇う際にもぶっちゃけ「この人は貢献してくれそうか?」をみています。
応募している会社の事業はもちろんのこと、業界についても幅広く勉強しておきましょう。
会社四季報 2024年4集 秋号
「会社四季報」業界地図 2025年版
もちろん財務諸表が読めれば良いですが、結局は自分のためでもあります。
株主総会の決算報告を見て、会社の経営状況がわかればブラック企業に転職することもなくなります。
ブラック企業は営業利益がやばめのために年収を上げることができません。
従業員の給料、すなわち固定費はどこから出ているかを勉強するのは無駄ではありません。
最終面接の一番の対策は「相性」
最終面接の対策で一番効果があるのは面接官との「相性」です。
特にスタートアップ企業では。
大企業の場合は社長と話すことはあまりないでしょう。
スタートアップ企業だと毎日のように従業員とコミュニケーションがあります。
取締役クラスと従業員が上手くコミュニケーションできないと会社の経営状況にも影響が出ます。
取締役クラスとの相性は結構大事なんです。
大企業でも部課長クラスになれば、取締役に報告する機会が増えます。
出世すれば社長との相性が大事ということには変わりません。
中小企業のオーナー社長はとてもキャラが強い場合が多いです。
なので好き嫌いもはっきりしています。
いずれにしても相性があわないのは仕方がないです。
志望度が高い場合はあきらめきれないかもですが。
会社は星の数ほどあります。
あきらめて転職活動を続けてください。
最終面接ではビジネスの勉強をしておくこと、面接官との相性がすべてです。ビジネスについては企業や業界の本で勉強しましょう。面接官との相性についてはすみませんがコントロール不能です。運に任せましょう。
最終面接と一次面接・二次面接との違いとは?
結論「会社にいくら売上で貢献してくれそうかをシビアに見られるのが大きな違い。」
最終面接は経営者の視点で質問される
最終面接は取締役クラスが面接官となることが多いです。
スタートアップ企業の場合は代表取締役自ら面接をすることも多々あります。
もうお気づきの方も多いでしょう。
最終面接では「会社経営を理解しているか?」がポイントです。
与えられた仕事だけしていれば良い時代は終わりました。
会社は積極的に経営提案してくれる従業員を欲しがっています。
例えば「こうすれば30%の生産性が改善できる」のような提案できる人を求めているんです。
会社の事業をすべて理解しているのが取締役クラスです。
「入社したら会社にいくらの売上を伸ばしてくれそうか?」を最終面接ではシビアに確認されます。
Businessの話もできないときついかもしれません。財務諸表は読めるように勉強しておきましょう。
面接官は会社経営に興味があるわけですから。
求人票の仕事内容については取締役クラスになるとあまり気にしていません。
それよりも他の仕事も任せられるポテンシャルがあるかです。
さらに社長を始め取締役クラスと相性があわないと難しいです。
特にスタートアップ企業では社長との距離が近いため、業務にも支障が出てきます。
社長と上手くやっていけそうな人でないと内定を勝ち取るのは難しいでしょう。
応募している会社では様々な事業を行っているはずです。
筆者はローテーションも考慮しつつ面接しています。
最終面接では半分が落とされるとの話もあります。
一次面接や二次面接よりは通過率は高いですが、油断は禁物ですね。
>>転職の最終面接は「採用決定者による見極めの場」【対策あり】
>>社長面接は相性が良いかどうかにかかっています【油断大敵】
一次面接は「社風に合うか?」を確認される
一次面接では「会社のカルチャーにあうか?」がすべてです。
社風にあわないと入社しても人間関係でうまくいかないからです。
一次面接では「すぐに辞めそうな人材は排除」する必要があります。
社員一人採用するのに年収400万円だとしても、社会保険料を含めれば1000万円程度の投資案件になります。
入社して活躍してもらうまで、会社はペイできていないわけです。
長く働いてもらうのが会社としての第一条件です。
転職理由や志望動機を一次面接で重点的に質問する意図はそれです。
中身がない転職理由や志望動機の場合は「本気度」が疑われます。
一次面接では人事が面接官となることが多いです。
>>どこを採用担当者は面接で確認する【採用担当がたった2つと断言】
二次面接では保有スキルを確認される
二次面接は山場と言っていいです。
転職理由や志望動機も質問されるでしょう。
一次面接での回答内容と齟齬がないかを確認するだけです。
二次面接のメインは保有スキルチェックです。
応募者のスキルと会社が期待しているスキルは実際に話しを聞くとわかります。
バッチリの場合もありますし、ミスマッチのときもあります。
二次面接は配属予定の現場責任者が面接官になることが多いです。
>>二次面接では一次面接よりも注意すべき3つのポイント【意外と想定内】
>>面接テクニックは多用しないほうが良い【二次面接では通用しません】
最終面接が経営者目線なのに対して、一次面接は人事目線、二次面接は現場責任者目線です。それぞれ重要ですのできちんと準備をしましょう。
転職面接の対策は面接官が誰かで決まる!
結論「最終面接かどうかよりも面接官が誰かを確認しよう。」
転職面接の回数は会社によって違う
今まで一次面接、二次面接、最終面接の違いについて書きました。
ですが実際は会社によって転職面接の回数は違ってきます。
中小企業の場合はいきなり社長面接となる場合もあります。
また多くの企業は面接2回で終わるようです。
その場合は一次面接・二次面接をまず行い適性をみます。
最終面接では採用決定権者である取締役クラスが面接官になります。
転職面接では一次面接や二次面接は少ない時間で行われる場合もあります。
最終面接はどのパターンでも行われます。
転職面接が1回の場合はそれが最終面接です。
転職面接が2回の場合は言うまでもなく2回めが最終面接です。
こうやって考えると転職面接の対策は「面接官」によって異なることがわかります。
転職面接が何回で面接官が誰かを情報入手できれば、かなり有利ということ。
>>内定がすぐ出る会社はブラック企業と言えるのだろうか【言えない】
面接官が誰かを転職エージェントから情報収集しよう
転職面接に関する情報は転職エージェントがもっています。
遠慮せずにどんどん質問しましょう。
転職エージェントのコンサルタントは100人近く求職者を担当しています。
あなたの方から積極的に質問しましょう。でないと損です。
エージェントは面接回数が何回かも当然知っています。
面接官の性格も熟知しています。
今まで出された質問も想定問答として提供してくれます。
転職は情報戦です。
この点だけでも直接応募は不利だとわかるのではないでしょうか?
>>それでも直接応募を選択しますか?【エージェントは採用の外注化】
>>直接応募と転職エージェント推薦、勝つのはどっち?
転職エージェントは使われるものではなく、使いこなすものです。
転職エージェントの言いなりになっていてはあなたのキャリアが台無しです。
あくまでもあなたの人生です。
すべての最終決定はあなたがしましょう。
それが転職エージェントを上手く使う「ただひとつ」のコツです。
>>転職エージェントの言いなりになるな【最終決定はあなた】
転職面接の回数は決まっていません。企業によっては1回で内定が出たりします。情報収集は転職エージェントからもらってください。最終面接の対策は取締役が面接官になるときです。必ずしも3回転職面接があるわけではないので、エージェントからの情報をもらったほうが有利になります。
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