
- 管理職からの転職が難しい理由を知りたい。
- 管理職からの転職のメリット・デメリットを知りたい。
- 管理職からの転職のおすすめの転職エージェントを知りたい。
上記の疑問・お悩みにお答えします。
先ほどこんなツイートをしました。
管理職からの転職が難しいと言われる理由は以下。
・求人が少ない
・マッチングの問題
・キャリアのアピールの仕方の問題
・年齢的な問題
例えば、外資系であれば年齢は関係ないし、年収アップもしやすい。日系企業だけを選択肢にするのは苦しいかも。CowBoy (@cowboy19620626) November 26, 2020
管理職からの転職が難しいと言われる理由は以下。
- 求人が少ない
- マッチングの問題
- キャリアのアピールの仕方の問題
- 年齢的な問題
例えば、外資系であれば年齢は関係ないし、年収アップもしやすい。
日系企業だけを選択肢にするのは苦しいかも。
ちなみに筆者は、管理職からの転職経験があります。
その経験をベースに管理職の転職について、メリット・デメリット、おすすめの転職エージェントも含めて解説します。
記事構成は、以下目次の通りです。
では一つずつ解説します。
管理職からの転職が難しい4つの理由
求人数が少ない
管理職の求人の募集背景は、ほとんど欠員補充です。
その他新規事業の立ち上げで、求人を出す場合もあります。
筆者は、ビズリーチから上記のような高年収でのオファーが来たことがあります。ですので、このような求人はニーズはある証拠です。
景気が悪くても一定のニーズはありますが、求人数が少ないのが特徴です。
マッチングの問題が大きい
20代がポテンシャル採用であるのに対して、管理職転職の場合は、「即戦力」が期待されます。
実績・スキルが、企業で求めるものにマッチングする必要があります。
入社後の教育はしてくれませんので、100%のマッチング度合が必要で、転職難易度は高いです。
マネージメント経験のアピールが難しい
マッチングの件とも若干重なりますが、応募する際に実績や経験をどのように定量化するかがとても難しい。
業界や職種によって、評価基準も変わってしまいます。
管理職転職では、業界・職種の経験が活かせる求人に応募するべきです。
その方が「即戦力」となり得ますし、年収アップも見込むことができます。
年齢的な問題
外資系求人を除けば、年齢的な問題もあります。
日系企業は年功序列です。
若いメンバーで組織構成されている場合、書類選考で見送りになる場合が多いです。いわゆる、年齢フィルターです。
管理職転職をするのであれば、外資系求人は年齢関係ありませんので、選択肢に入れましょう。
管理職からの転職のメリット・デメリット
メリット
ポジションアップが見込める
転職することによって、ポジションアップの可能性があります。
管理職求人は「組織力強化を目指した、新たなポジション新設」もあるからです。
事業部長、部長などの管理職経験があれば、転職先でもそれと同じかそれ以上のポジションが用意される可能性があります。
前職においての実績が、会社の売上に直結するポジションであればなおさらです。
直接部門の方が、間接部門よりは転職に有利です。
年収面で有利
管理職として活躍している場合は、ヘッドハンターから引き抜かれる可能性もあります。
「ヘッドハンティング型」転職サイトのビズリーチやリクルートダイレクトスカウトを使えば、オファーを待っていれば良いのです。
業界で活躍している人は、転職活動はしていません。
その業界で、有名人になっている場合が多く、ヘッドハンティングの対象となります。
ヘッドハンティングは、スカウトとは全然違います。
スカウトは、「求人に応募してみませんか?」というメールに過ぎません。
それに対して、ヘッドハンティングはオファーされた人が納得できる条件であれば、そのポジションに転職出来ます。
ヘッドハンティングされるためには相当のキャリアが必要です。管理職だからこそできる転職活動とも言えます。
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デメリット
年収が下がることも
メリットの逆も、あり得ます。
転職活動では、希望条件の優先順位を決める必要があります。
その結果、年収が下がることも想定しておきましょう。
全ての希望条件を叶えることは難しいので、後述しますが希望条件の優先順位付けが重要です。
募集要項が厳しすぎる
管理職の求人票の募集要項を見ると「こんなスーパーマンいないだろう」という求人がとても多いです。
それだけ期待して求人を出しているのですが、現実とのギャップが大きすぎる。
あなただけでは解決できない場合が多いので、転職エージェントのサポートを受けるのが良いです。
転職エージェントは企業に「推薦状」をつけて応募してくれます。
その結果、内定獲得につながった例を何度も見てきました。
「有能なエージェント」のサポートを受けることが管理職の転職のコツです。
【転職3回でわかった!】転職エージェントはコンサルタントで選ぼう
名ばかり管理職になるリスク
企業は、管理監督者に残業代を会社は払う必要がありません。
そのため、会社によっては実質「平社員」なのに「マネージャー」などの管理職ポジションを与えることがあるので注意が必要です。
大切なのは、「決定権」がある仕事かどうかということです。
もしそうでないのであれば「名ばかり管理職」ということ。
転職でいきなり管理職を目指す人必見!必要なスキルとおすすめ転職エージェント・サイト3選
管理職からの転職のおすすめの転職エージェント4選【転職の6つのステップ】
管理職からの転職に失敗しないための6つのステップ
転職に失敗しないためには下記の手順で転職活動を進めましょう。
- 転職理由を明確に
- 希望条件を明確に
- 転職市場の調査
- キャリアの棚卸し:自己分析
- 履歴書・職務経歴書
- 転職エージェント推薦:求人応募
この転職手順は、管理職転職に限らず、全ての転職活動中の方でも通用する転職ノウハウです。
ポイントはできるだけ手戻りをなくすように無駄を省くことです。
1stステップは、転職理由を明確にすることです。
転職理由が明確にならないことには、転職活動のゴールが見えません。
転職理由を明確にすることは、面接対策とは関係なく、必須です。
転職活動では土台となるものなので、転職理由が明確にならないと次のステップには進むべきではありません。
【採用担当が徹底解説!】転職理由を明確にする3つの方法を【簡単に】マニュアル化!
2ndステップは、希望条件を明確にすることです。
転職失敗する人の特徴として、「高望みしすぎる」方が多いです。
希望条件の優先順位を明確にし、譲れないもの、妥協しても良い希望条件を決めましょう。
「年収を優先するのか?」「スキルアップを優先するのか?」で迷う場合が多いです。希望条件を見える化し、優先順位をつけましょう。
【採用担当が徹底解説!】転職エージェントにはハッキリと希望条件を伝えよう!
3rdステップは、転職市場の調査です。
調査方法は、転職理由や希望条件に相応しい求人を、 リクナビNEXT や Re就活
などの転職サイトで検索します。
求人検索した結果、あまりにも少ない場合ニーズがないか、転職するタイミングではありません。
このステップを行うことで、転職失敗する確率が避けられます。
転職サイトのビジネスモデルを理解した使い方とは?【おすすめ】
ここまで準備すれば、転職活動しても問題ないことがわかります。
4thステップは、キャリアの棚卸しです。5thステップは、履歴書・職務経歴書の作成です。
【採用担当が解説】キャリアの棚卸しを簡単に行う手順をマニュアル化
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6thステップは、求人応募です。転職エージェントの推薦状付きで、応募することを強くおすすめします。
筆者は採用担当をしていますのでわかるのですが、転職エージェント推薦の応募者は書類選考をエージェントがしているので、質が高いです。
【裏事情】転職エージェントの裏事情とメリットとは?【転職のプロが徹底解説】
直接応募者の履歴書・職務経歴書の質については、ピンキリでした。
不安であれば転職エージェントを利用する方が、圧倒的に有利です。
管理職からの転職のおすすめの転職エージェント4選
リクルートエージェント

リクルートエージェントは、非公開求人だけで20万件ほど保有する業界最大手の転職エージェントです。
エリア的にも全国をカバーし、年齢層も全てカバーしています。
管理職求人も、豊富にありますので、リクルートエージェントは最初に登録すべき転職エージェントです。
JAC Recruitment

JAC Recruitmentは、35歳以上の求人をメインに外資系・管理職求人に強い転職エージェントです。
外資系に転職することで大幅な年収アップが実現できます。
管理職求人に応募することで、ベストな転職が実現できます。
パソナキャリア
求人獲得と求職者サポートをワンストップで行っているのが、パソナキャリアです。
多くの大手転職エージェントは、求人獲得の営業部隊と求職者サポートを行うアドバイス部隊とが分業になっています。
生産性は分業制の方が良いですが、求職者の立場からは企業のことをよく知っているパソナキャリアは、一気通貫型(両面型)でアドバイザーと営業を兼務しているので、頼りになります。
求人に対するミスマッチは、ずっと少なくなります。
営業をしている時間はあなたの転職支援はできませんので、分業体制と一気通貫型の転職エージェントを両方使ってみて、相性の良い方を選ぶのが良いでしょう。
【採用担当が解説】転職エージェントは複数利用が基本です【注意点あり】
ランスタッド

ランスタッドは世界的には有名ですが、日本では知名度はあまりありません。
外資系の転職エージェントなので、応募するようにごり押しされたり、内定辞退しても特に何も言われません。
その点、求職者のことを第一に考えている転職エージェントです。
しかし求人数は少なく主に外資系、高年収求人ですので、JAC Recruitmentと併用することをおすすめします。
【おすすめ】採用担当が厳選する30代向け転職エージェント7選
