職務経歴書の見直しで悩んでいる人「転職活動中、一度は職務経歴書を完成させた。だが、ぶっちゃけ今読んでみると見直したくなってくる。ただ転職活動はスピードが命なので、職務経歴書はできるだけ見直しはせずに求人応募をしている。職務経歴書の見直しが必要になる時期と修正する内容を知りたい。」
こういった疑問に答えます。
先ほど、こんなツイートをしました。
職務経歴書の見直しについて。①業界・職種が同じ転職であれば見直す必要はなし②業界が違う場合はその部分を修正する③他業界・他職種であれば、全面書き直し。 また①1ヶ月経過したら職務経歴書を見直そう。②3ヶ月経過して転職が決まっていない場合は、どこかに問題がある。転職軸から点検を。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) August 25, 2022
職務経歴書の見直しについて。①業界・職種が同じ転職であれば見直す必要はなし②業界が違う場合はその部分を修正する③他業界・他職種であれば、全面書き直し。 また①1ヶ月経過したら職務経歴書を見直そう。②3ヶ月経過して転職が決まっていない場合は、どこかに問題がある。転職軸から点検を。
本記事を読めば以下のことがわかるようになっています。
- 職務経歴書を見直す内容が転職の軸ごとにわかる。
- 職務経歴書を見直す時期がわかる。
とは言っても、何の根拠もなく書いているわけではありません。
この記事には以下の根拠があります。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
- 上記の通り。
転職活動は職務経歴書と転職面接がポイントです。
転職面接に呼ばれるためには書類選考に通過する必要があります。
なので、職務経歴書は「きわめて重要」です。
職務経歴書に完成はありません。
職務経歴書は気づいたら修正していくことが大切です。
職務経歴書の微修正は毎日行ってもやり過ぎではないです。
ただし職務経歴書の履歴管理はしっかりしましょう。
求人によっては以前の履歴のものを使う方が良い場合があるからです。
本記事では転職活動期間中の職務経歴書を見直すタイミングと項目がわかるようになっています。
記事構成は以下のとおりです。
- 転職の軸ごとに職務経歴書見直す内容は異なる
- 一ヶ月経過したら職務経歴書を見直しが必要
- 三ヶ月経過したら職務経歴書の大幅見直しが必要か検討
では一つずつ解説します。
転職の軸ごとに職務経歴書見直す内容は異なる
応募する求人に合わせて、職務経歴書を作成するというのが建前となっています。すべて作り直しでは時間がもったいないです。
ここでは「転職理由」が決まって、「キャリアの棚卸し」が終わり、「職務経歴書」を一通り完成させた後の見直しの必要性について、書こうと思います。
同業界・同職種への応募の場合
同業界・同職種への応募の場合は職務経歴書を見直す必要は基本的にありません。
作成日や求人票の募集要項で濃淡をつける程度で構いません。
募集要項で書かれていないスキルについては軽く書く程度にします。
その代わり、募集要項に書かれているスキルに関して重点的に書きましょう。
>>知らなきゃ損する履歴書・職務経歴書を求人ごとに修正する3つの方法
同業他社への転職は業界用語・専門用語を使って、スキルをアピールできるので職務経歴書はつくりやすいです。
アピール不足にならないようにしましょう。
経験を生かした転職をする方は、業界・職種ともに同じものを選んで転職活動をする場合が多いと思います。
業界選定に迷ったらどうすればいいのか?でも取り上げた通り、転職の軸はブレないように注意して転職活動をしましょう。
今の業界は5年後、いえ、3年後すらあるかどうかわかりません。
それであるならば、あなたの「転職の軸」をしっかり固めて、転職活動する方が良いのではないでしょうか?
今後無くなる業界もあるでしょうし、成長する業界や新たに生まれる業界もあるでしょう。
>>【採用担当が徹底解説!】転職しないほうがいい9つの業界とは?【業界選定の基準も】
職務経歴書では職種についてアピールをする方が賢明です。
応募する企業でどんな事業を検討しているかわかりません。求人票になっていなくても、企業では検討している場合も多いです。
つまり会社にとっては極秘プロジェクトです。転職エージェントを使えば、このような極秘プロジェクトも知ることが出来ます。
経験を生かした転職の場合は転職エージェントを使った方が、極秘の優良求人を知ることが出来るので有利です。
他業界・同職種への応募の場合
同業界・同職種の場合と同じです。
これも原則職務経歴書を見直す必要はあまりないと思います。
見直す項目も同業界・同職種の場合と同様ですが業界が違うのでその部分の修正を加えます。
業界に特化した業務については採用する側が求めていないのであれば、軽く触れる程度で構いません。
基本的に同職種への転職では、職務経歴書の書き方は変わりません。
他業界であろうと、職種にニーズがあるわけです。
例えば、エレクトロニクス業界から自動車業界へ転職する場合が典型例です。
ご存知のように自動車業界は自動運転へとシフトしています。
将来単なる車体メーカーになってしまうことに自動車メーカーは危機感をもっています。それだけは避けなければなりません。
つまり、優秀なエレクトロニクス業界やIT業界の人材を必死で欲しがっているわけです。
事実自動車メーカーは、エレクトロニクス業界出身の人材を極秘で募集しています。
AI,IoTを中心とした第四次産業革命で、業界が再編しだしているのは間違いのない動きです。
職種が同じであれば、職務経歴書でアピールする部分は変わりません。
このような非公開求人は転職エージェントに登録しないと知ることが出来ません。
まずは大手の転職エージェントに登録することが始まりです。
キャリアを生かした年収の高い求人は、転職エージェントにしかありません。
>>転職エージェントの非公開求人とは?【割り合いもお教えします】
他業界・他職種への応募の場合
他業界・他職種へ転職する場合、求人ごとに最初から最後まで「新規で職務経歴書を作成する」必要があります。
企業研究からはじめて「業界研究」職種研究をしてから職務経歴書を作成し始めましょう。
ご購入は以下のボタンよりどうぞ。
「会社四季報」業界地図 2025年版
見直すというよりも、毎回職務経歴書を作成するイメージです。
他業界・他職種求人への応募は、職務経歴書作成だけでも大変です。
転職の軸を変える場合は、覚悟を決めた段階ですので、短い期間で決めるようにすることを目指してください。
>>【採用担当が解説!】転職の軸がブレた時、確認すべき3つのポイントと対策とは?
このような他業界・他職種への未経験転職の場合、以前は転職エージェントはサポートしていないことが多かったのですが、多様な働き方になったが多様になることによって、対応するところが増えています。
しかし業界特化型の転職エージェントは、その業界に精通している方しか登録出来ません。
ワークポートは特に未経験転職のサポートもしていますので、おすすめです。
キャリア相談をして職務経歴書の書き方を学んだり、添削してもらうことももちろん可能です。
無料登録は以下のボタンよりどうぞ。
一ヶ月経過したら職務経歴書を見直しが必要
転職活動後一ヶ月経過したら、【職務経歴書】の見直しをしてみましょう。
ケアレスミスがあるともったいないので、正しい情報が書かれているかを改めて確認しましょう。
誤字脱字があるかどうかはもちろん、勤務期間を正確に再確認しましょう。
もちろん履歴書と時期があっていないとダメです。
雇用保険被保険者証が最も信頼できる書類です。それをもとに会社の在籍期間を再確認してください。
一度職務経歴書を完成すると見直しすることは意外とないものです。
特に転職回数が多い方はミスしやすいので、念入りにチェックしましょう。
職務経歴書では同じ会社の中で職務が変わった場合は、時期を示して新たな職務を書くのがルールです。
単純ミスで書類選考、落ちていたとしたら大変です。本気でミスはないかを丁寧に見直してください。
三ヶ月経過したら職務経歴書の大幅見直しが必要か検討
三ヶ月経過しても、内定が出ない場合は転職活動の中で問題がどこかにあります。
あなたが書類選考を通る確率はどれくらいでしょうか?
50%を超えていれば、転職面接の対策が必要です。
それ以下であれば、職務経歴書の大幅な見直しが必要でしょう。
求人と職務経歴書とのマッチングについても確認してみましょう。
コツはあなたが採用担当のつもりで書くことです。
採用担当の立場になって、改めて読み返してみましょう。
企業が要求しているスキルが過不足なく書かれていますか?
少なくとも求人票に書かれている「募集要項」の80%はカバーしていたほうがベターです。
採用担当者が読みやすいかもチェックしましょう。
キャリアの棚卸しがしっかりと出来ていれば、職務経歴書作成で苦労することはありません。
三ヶ月経過している場合は、職務経歴書を直接直す方が早いので、このような方法でも問題ないです。
書類選考でパスするように頑張りましょう。
あとは転職面接に全力集中できますから。