職務経歴書に自己PRは必要?で自己PRの必要性について以前書きました。今回は志望動機について、考えてみましょう。
職務経歴書に志望動機を書く必要はあるか?
職務経歴書はフリーフォーマットであるがゆえに、志望動機を書いても良いのか迷ってしまいますよね。
自己PRと同様の考え方で答えは出ますので、順を追って解説します。
- 職務経歴書に書くべき項目を定義する
- 職務経歴書は客観的であるべきか?主観を入れても良いか?
- 最後に志望動機は職務経歴書に書くべきか?
それでは一つずつ解説します。
職務経歴書に書くべき項目は?
職務経歴書には書くべき項目がフリーフォーマットとはいえ、決まっています。
その項目通りに書いていけば、職務経歴書はできるわけです。
実は誰でもできる職務経歴書の作成方法!に従って書けばある程度のものは出来てしまいます。
書くべき項目は以下です。
- コアスキル
- 職務要約
- 1社ごとの職務概要
- 1社ごとの職務詳細
以上です。
上記を書くとかなりの量になりますので、削るのが大変なはずです。
A4サイズ2~4ページ以内に収めるのは、結構な作業になります。
特にミドルの方はかなりの枚数になってしまいます。
それを削って、何とか4枚程度にすることで手一杯でしょう。
そこに自己PRや志望動機を追加する余裕がある方は少ないのではないでしょうか?
採用担当者に読ませる職務経歴書とは?には見やすくする基本的なことを書いていますので、そちらもご一読ください。
職務経歴書に主観は入れない
職務経歴書の作成に当たっての大原則があります。
それは【データに基づき客観的に書く】ということです。
逆を言えば、あなたの主観が入ってはいけないということになります。
よくある間違いは、【仕事をする上でのモットー】であるとか、【こうやって頑張った】とかを書いている方です。
読む立場になって考えていただければ、わかると思います。
このような職務経歴書は評価されません。
本当なのかウソなのかわからないからです。
職務経歴書で採用担当が知りたい本当のトコロとは?が具体的に書かれていないと、どの程度できる方なのかわかりません。
そして社内での立場もしっかり書いておくべきです。
メンバークラスなのか、リーダークラスなのかで仕事の内容も違いますし、評価も変わります。
職務がひんぱんに変わっている方の場合は、40代であったとしても、最初からリーダークラスにはなれないでしょう。
求人の職務によって、職務経歴書の見せ方を変える必要があります。
いずれにせよ、職務を中心に書いていくことに変わりはありません。
最後に:志望動機は職務経歴書に書くべきか?
職務経歴書に志望動機は果たして必要でしょうか?
志望動機の性質としては、客観的というよりは主観的ですよね。
熱意であったり、やる気であったりしますよね。
それって、職務経歴書に書くのは合わないと思いませんか?
もし、職務経歴書に載せると、志望動機のところだけ、やたらと主張しているような感じになります。
バランス面でもおかしなことになりますね。
職務経歴書に自己PRは必要?と基本的な考え方は同じです。
これも主観が入っていますよね。
志望動機の場合は、自己PRに企業へのアピールを加えたものです。
余計に客観性がなくなっていくと思いませんか?
志望動機は履歴書だけにきちんと具体的に書くべきです。