
在職中の会社が、ブラック企業ではないかと疑っている人「①ブラック企業は、明らかに職場環境が悪い場合にわかるが、チェックリストのような判断基準があれば欲しい。②グレイゾーンも含めて、どんな会社がブラック企業なのか?僕が勤めている会社も心配なので、知りたい。
こういった疑問に、採用担当の筆者がお答えします。
内定後、調査して転職したはずなのに、実はブラック企業だった。こんなことも想定されます。転職後に「この会社、ブラック企業かも?」と思った時、この記事にあるチェックリストを参考にしてください。気づいた時、遅すぎることはありません。このまま在職しつづけると、あなたのキャリア形成が遅れます。本記事では採用担当の筆者が、本音でブラック企業体質について、そっとお教えします。
さきほど、こんなツイートをしました。
ブラック企業には、わかりにくい会社も存在。低賃金のような場合は、すぐに判断可能。しかし、居心地の良いブラックもあるので、注意。特に、イベントが多い企業には注意。会社は本業で利益をあげるのが、ミッションだから。アットホームな雰囲気を装う会社は、危ないと判断すべき。
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) September 29, 2025
ブラック企業には、わかりにくい会社も存在。低賃金のような場合は、すぐに判断可能。しかし、居心地の良いブラックもあるので、注意。特に、イベントが多い企業には注意。会社は本業で利益をあげるのが、ミッションだから。アットホームな雰囲気を装う会社は、危ないと判断すべき。
- ブラック企業のチェックリストがあるので、判断材料になる。
- 過重労働や低賃金で、従業員を働かせるブラック企業がある。
- 居心地の良いブラック企業も存在する。
- 筆者は採用担当者で、数多くの転職面接や書類選考を経験しています。
- 転職経験も3回ほどあり、50社以上の転職エージェントと転職サイトを利用してきました。
- 採用担当経験、そして3回の転職経験がこの記事の根拠です。
記事構成は、以下目次のとおりです。
では、一つずつ解説します。
ブラック企業のチェックリスト

ブラック企業とは、何でしょうか?
労働環境が通常では考えられないくらいの酷さで、安月給でこき使われるというイメージではないでしょうか?
実際には福利厚生はきちんとしていて、上場している企業であっても、ブラック企業は存在します。
正確にいうと働いている社員がブラック企業だと思えば、そうなのです。
受け止める側次第ということでは、パワハラやセクハラと同じです。
ブラック企業のチェックリストを作ってみました。
かなり参考になると思いますので、あなたが勤めている会社は果たしてブラック企業かどうかの診断に使ってみてください。
- 月に残業時間45時間は、当たり前になっている。
- 時給を計算したら、最低賃金くらいになっている。
- 「部長」などと役職で、上司を呼ぶ社風。社長に対しても「さん付け」で呼ぶのが、普通。
- 退職金制度が、ない。
- 企業年金制度が、ない。
- 社会保険に、加入していない企業。
- 有給休暇が、取れない雰囲気。
- そもそも有給休暇すら、付加されていない。
- ボーナスが1ヶ月分くらいしか出ない。
- 退職者が月に一人は、出ている。
- ハローワークで、常に人を募集している。
- 求人票に書かれていた年収や福利厚生が、実際と全く違う。
社畜?ブラック企業の10個の特徴とは?【退職代行を使って辞めよう】
かなりやばいものばかりなので、1つでも当てはまれば、ブラック企業です。
ブラック企業に応募しないで済むためには、事前に企業の将来性や評判を確認をしてから応募することが重要ですが、時間の関係などで全てできないこともあります。
【採用担当が教える】ブラック企業に応募しないで済む2つの方法!
企業の将来性をリサーチするなら、株価をチェックしよう
会社四季報会社の評判を調査するなら、口コミサイトで確認しよう
それに、人間誰でも間違いを犯すものです。
このような失敗から、学ぶことの方が大切です。
そうすれば、あなたの今後の転職活動の財産になります。
転職活動は、時間が無限にあるわけではありません。
【採用担当が解説】転職活動の期間は、90日くらいが目安【在職中の場合】
応募するに値しない求人を見分けることも、次第に出来るようになってきます。
【ブラック企業に転職しないために】応募・内定承諾前に4項目を調査
過重労働や低賃金で、従業員を働かせる

社会保険に加入する義務が企業にはあるのですが、罰則がありません。
特に中小企業では、社会保険が整備されていない場合が多いです。
年金がもらえるのはかなり先のことですが、国民年金では心許ないです。
給料であるとか残業時間とかはわかりやすいのですが、社会保険のような地味なものについては、退職後に知る人も多いです。
企業年金や退職金については、制度があること自体知らない方がいます。
どちらもあって当たり前です。
制度を片方だけにしている企業は、ブラック企業と考えても良いです。
このような福利厚生を確認してみると、あなたの会社のブラック度がわかります。
厚生年金・企業年金は、給料以上に痛手。
社会保険や企業年金、退職金についての意識が低い人が多いです。
結果、会社にとって、都合の良い従業員として雇用されます。
居心地の良いブラック企業も存在する

ブラック企業は前述したとおり、年収面や福利厚生面で満足できないところが多いです。
しかし、会社によっては従業員が気づかないように、うまくやるところもあります。
例えば、アットホームな雰囲気を作って、悪い会社じゃないと思わせるんです。
イベントが多い会社については、裏事情を 転職会議 などの口コミサイトで調査したほうが良いです。
居心地がいいとあなたが思えば、ブラック企業ではなくなります。
例えば「給料は安いけど、みんないい人たちだから、いいっか?」とかです。
違和感を感じた人だけが、その会社は「ブラック企業」だと気づきます。
会社がきちんと利益を出していれば、それでもいいのかもしれません。
問題は雰囲気がやたらゆるい会社なのに、利益が出ていない場合です。
その場合は、ブラック企業以前に会社の存続が危ういと思うべきです。
早めの転職準備をするに、越したことはありません。
転職準備をしていない人にとっては、晴天の霹靂(へきれき)でしょう。
もしもあなたの会社がこのような状態でしたら、退職し、転職する勇気を持ってください。
そして転職活動の準備を始めましょう。
ブラック企業は、経営に余裕がないことが原因となっていることも多いです。
本業での売上が黒字化していないと、ブラック企業化する傾向が多いです。
結果として、働きにくい職場環境になります。
会社の上司に相談したり、「労働組合」に相談したりするのは、「会社が会社」ですので効果はないです。
ブラック企業に勤めている場合、そのまま在職するか転職するかしかありません。
どちらがいいのかは、第三者に判断してもらうのも手だと思います。
第三者といっても、転職市場の価値がわかる人に、相談した方が良いです。
会社だけで、通用している社内スキルでは、転職は難しいです。
そのような場合、フリーター・ニート向け転職エージェントがありますので、相談してみるのが良いと思います。
転職するべきか、会社に残った方がマシかをプロの目線で、アドバイスしてくれます。
ブラック企業へ応募を避けるために求人票で確認する5つのポイント!


 
       
       
       
       
  
  
  
  
