
50代で失敗できないので転職エージェントの選定で悩んでいる人「果たして50代で転職可能だろうか?報道ではシニアの求人が増えているとの報道があるが実感がない。失敗しないための転職サイト選びをしたい。」
上記のお悩み・疑問にお答えします。
先ほど、こんなツイートをしました。
50代の転職は確かに簡単ではないが、以前に比べるとニーズが確実に増えている。マネージメントスキルがある人が少ないのと、日本の企業全体の年収が下がっていることで採用のハードルが下がっていることも関係している。管理職向けの転職エージェントなどを使って転職活動すれば活路も見いだせる。
— CowBoy (@cowboy19620626) September 9, 2021
50代の転職は確かに簡単ではないが、以前に比べるとニーズが確実に増えている。マネージメントスキルがある人が少ないのと、日本の企業全体の年収が下がっていることで採用のハードルが下がっていることも関係している。管理職向けの転職エージェントなどを使って転職活動すれば活路も見いだせる。
本記事を読めば以下のことがわかるようになっています。
- 転職サイトと転職エージェントの違いがわかる。
- 転職失敗しないための転職サイトと転職エージェントの利用方法がわかる。
- 50代が利用するおすすめの転職サイトと転職エージェントがわかる。
とは言っても、何の根拠もなく書いているわけではありません。
この記事には以下の根拠があります。
- 筆者は転職経験が3回ほどあり、転職サイトと転職エージェントを合わせて50社以上は使ってきました。
- 転職経験によって、使ってよかった転職サイト、転職エージェントだけをここで掲載しています。
- 採用担当経験者として、転職エージェントに求人を依頼する側でしたので、良い転職エージェント、そうでない転職エージェントと対応ははっきりしていました。
- つまり転職経験、採用経験の両方から選んでいますので、信憑性はかなり高いです。
- 上記の通り。
ではそれぞれ解説します。
まずはおすすめの転職サイト・転職エージェントをまとめて示します。
気になる転職サイト・転職エージェントがありましたら、以下のリンクよりクリックしてください。
転職失敗しないための転職サイトと転職エージェントの違い【おすすめ】
転職サイトと転職エージェントの違いを理解しておくことは重要です。
以下で解説します。
転職サイトのビジネスモデルとは?【求人掲載料徴収型】
転職サイトは求人サイトともいうことからわかるように、求人を掲載することでビジネスが成り立っています。
上図のように企業A、企業Bがあったとします。
求人掲載料を払わないと転職サイトには掲載できません。
その時高い掲載料を払えば、目立つ場所に求人掲載してくれます。
上図の例では企業Aです。
逆に企業Bは掲載料が安いので、目立つ場所には求人掲載してくれません。
求職者にとっての良い求人が必ずしも目立つ場所に掲載されているわけではないことを覚えておきましょう。
これは広告と同じことと考えるとわかりやすいです。
転職エージェントのビジネスモデルとは?【成果報酬型】
転職エージェントは求人を依頼する企業、候補者(あなた)がすべてビジネスモデルに関係します。
以下のような流れで転職エージェントは売上を得ています。
- 企業は求人を転職エージェントに依頼する。
- 転職エージェントは求人に相応しい候補者を探し、企業に推薦する。
- 書類選考、面接を行い、候補者が内定承諾する。
- 紹介手数料を候補者の想定年収3割程度を企業は転職エージェントに支払う。
これが転職エージェントのビジネスモデルです。
候補者であるあなたが転職成功しないかぎり売上はゼロです。
転職エージェントが全力でサポートする理由はそこにあります。
転職サイトと転職エージェントのサービスの違い
転職希望者、求職者の観点から転職サイトと転職エージェントのサービスの違いを比較してみましょう。
転職サイト | 転職エージェント | |
求人の内訳 | 公開求人のみ | 非公開求人が8割程度 |
求人応募 | 自由に応募可能 | エージェントの推薦による |
職務経歴書の添削 | サポートなし | エージェントが添削 |
面接日程の調整 | サポートなし | エージェントが代行 |
面接対策 | サポートなし | エージェントと想定問答の練習 |
面接同行 | サポートなし | 希望すれば、同行あり |
年収交渉 | サポートなし | エージェントが年収交渉 |
退職交渉 | サポートなし | エージェントが円満退職アドバイスをくれる |
上記のように転職エージェントの方が圧倒的に楽に転職活動ができます。
転職失敗しない転職サイトと転職エージェントの利用方法【おすすめ】
転職活動には失敗しないための正しい手順があります。
手順通りに行うことで、無理なく、無駄ない転職活動ができます。
改めて以下に失敗しないための正しい転職活動の手順を示します。
- 転職理由・転職の軸を明確にする。
- 転職理由・転職の軸にマッチングする求人ニーズを転職サイトで徹底的にマーケティングする。
- 転職活動のスケジューリング
- キャリアの棚卸し
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 転職エージェント推薦による求人応募
- 年収交渉・内定承諾・退職交渉
転職サイトから応募しないのは学歴フィルターや年齢フィルターが設けられている場合があるからです。
そのまま応募すると、自動的に見送りになってしまいます。
転職エージェントはあなたを企業に推薦してくれますので、応募はここを使わないと損です。
転職サイトで応募したい求人をみつけたら、転職エージェントの求人にしてもらいましょう。
私は転職活動中、すべてこの方法を取りました。
そのためには信頼できる担当コンサルタントに出会う必要があります。
求人紹介をしてもらう際にマッチングしていない場合は、もう一度あなたの職務経歴を説明しましょう。
ちょっとした勘違いをしている可能性も十分あります。
それでもあなたのキャリアを理解してくれない場合は、迷わず担当交代をお願いしてみてください。
あなた、転職エージェントの双方にとって不幸なままなのはまずいです。
【シニア】50代向け転職サイトと転職エージェント7選【おすすめ】
転職市場でいうミドルとは35歳~54歳までをさします。
55歳以上はシニア層と呼ばれ、転職するのはかなり難しいです。
しかし50代については公開求人はとても少ないですが、一定数の需要はあります。
その代わり、40代よりも求人検索のアンテナを常に張る必要があります。
そのためには転職サイトと転職エージェントのフル活用が必須となります。
50代の方の転職に関するお悩みが解決できるように以下の順に解説します。
- 50代向け転職エージェントと転職サイト
- 50代の転職市場はいつも厳しいのか?
- 年収アップは可能?50代の転職
Spring転職エージェント
Spring転職エージェントはAdeco Groupが運営する転職エージェントです。
コンサルタントは専門分野ごとにそろっていますので、あなたの職務経歴に対して的確なアドバイスができます。
いわゆる業界特化型転職エージェントではなく、職種別の担当制でさらに業界ごとに細分化する体制をとっているため、あなたのスキルをきちんと把握できます。
転職エージェントによってはあなたの職務経歴を深く理解できないコンサルタントもいます。
特に専門職についてはそうでしょう。
だからこそ特化型転職エージェントが求められているのですが、Spring転職エージェントはさらに深掘りしたサポートができます。
あなたが転職市場でどの程度の「価値」があるのか客観的にとらえることで、ミスマッチのない求人提案が可能です。
もう一つの特徴としては、Spring転職エージェントのコンサルタントは企業とあなたの両方をワンストップで対応する一気通貫型サービスとなっています。
多くの大手転職エージェントが分業体制をとっている中で一気通貫型サービスのメリットは【コンサルタントが求人のことを良く分かっている】ことです。
分業体制の場合は企業担当と求職者担当がわかれているため、応募させる点では効率的ではありますが、ミスマッチな求人が紹介されることも多いと思います。
一方、マッチングという点では一気通貫型の方が効率的です。
Spring転職エージェントのメリットはこの2点だと思います。
JAC Recruitment
JAC Recruitmentは管理職や外資系に強い転職エージェントです。
ここもハイクラス求人に特化しています。
現在の年収が600万円以上であれば、JAC Recruitmentを使って年収アップのチャンスは十分あります。
年収アップするには同じ会社にいては無理です。
会社ごとに賃金テーブルがあるので、いくら頑張っても給料は上がらないのです。
その解決方法は賃金の高い会社に転職することです。
そのためにJAC Recruitmentは全力でサポートをしてくれるはずです。
年収の高い外資系求人に強いので、給料アップへの近道と言えます。
ランスタッド

ランスタッドの本国はオランダにあり、人材業界の売上は世界第2位です。
それに比べると日本法人は人材派遣としてのイメージがあります。
転職エージェントとしては、海外転職、外資系にとても強く、年収面でも軽く1,000万円超える求人を扱っています。
デメリットとしては求人数が少ないことです。
JAC Recruitmentとあわせて使うことで、外資系転職や海外転職を希望するあなたにはピッタリでしょう。
逆に日系企業を希望するのであれば、おすすめしません。
コンサルタントはとても優秀でほとんど外れはありませんでした。
もちろん、ゴリ押しで応募させたり入社させたりということもありませんので安心です。
MS-Japan

MS-Japanは管理部門・士業転職に圧倒的に強いことで有名です。
管理部門で働いている方で転職をお考えの方は多いはずです。
MS-Japanは転職エージェントとして評価されていますが、ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
経理・財務、人事・総務、法務、経営企画部門の方で転職をお考えの方はまずはMS-Japanを使うことをご検討ください。
最初は気軽に相談から始めるだけでもいいと思います。
ビズリーチ
ビズリーチは年収800万円以上の求人が中心の転職サイトです。
職務としては管理職が多いので、対象年齢層は30代以上が中心となります。
転職エージェントよりも高年収の求人が多いので、使わない手はありません。
当然私も利用していました。
リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウトもビズリーチと同じハイクラス求人に特化した転職サイトです。
運営はリクルートが行っており、会社のブランド、ネットワークを駆使して、さまざまなヘッドハンティング会社と業務提携しています。
使い方としてはオファーを待っていればよいので、ほかの転職エージェントを使いつつ転職活動をしましょう。
忘れたころに「超優良求人」がオファーされるかもしれません。
リクナビNEXT

転職サイトで最も有名なのがリクナビNEXTです。
転職者の約8割が使用しています。
リクナビNEXTについては50代に限らず、全ての年齢層の方におすすめの転職サイトです。
求人数が豊富なので、あなたの希望する業種や職種のニーズを把握することができます。
求人のリサーチに乗り遅れないためにも使っていない方は、すぐにでも登録した方がいいでしょう。
転職活動を開始したら、リクナビNEXTは最初に使う転職サイトとしておすすめです。
50代転職はおすすめの転職エージェントを使っても厳しいのか?
50代転職では転職サイトと転職エージェントをフル活用して、求人を探すべきということを先ほど申し上げました。
それはやはり50代の転職は厳しいことは間違いないからです。
その根拠は転職サイトで検索してもわかる通り、50代向けの求人数がとても少ないからです。
転職エージェントや転職サイトをフル活用できれば、50代でも転職は決して不可能ではありません。
20代、最悪でも30代前半までなら未経験転職も可能性があるのですが、50代の場合はやはり難しいです。
50代が今までの経験を活かさない転職はおすすめできませんし、転職失敗しやすいです。
私は採用担当者の経験がありますが、50代の方に対してはやはり実績重視で選考していました。
未経験転職の場合はポテンシャル採用です。
50代の方が挑戦するのはかなりの準備が必要です。
それに年収も大幅ダウンしますしね。
50代の転職は厳しいのは事実ですが、同業他社への転職であれば十分な可能性があります。
【50代転職】年収アップは可能?【コアスキル次第です】
50代の転職でも年収アップは十分可能です。
しかしそれには前提条件があります。
50代の転職においては、年収ダウンになることもあると思います。
むしろその方が多いかもしれません。
それを受け入れるかどうかはあなた次第ですが、結局は仕事内容が魅力的かどうかだと思います。
年収アップについては実は心配する必要はありません。
ビジネスモデル上、転職エージェントは出来るだけ高い年収で入社して欲しいからです。
想定年収の30%程度がフィーとして転職エージェントに企業から支払われます。
なので転職エージェントは必ず年収交渉してくれますので、希望条件を正直ベースで言っておきましょう。
直接応募だと殆どの内定者は提示額をそのまま受け入れると思います。
企業と年収交渉ができる強者なんて普通はありませんから。
年収にこだわるのであれば、転職サイトでなく転職エージェント推薦での応募、内定、入社を強くおすすめします。
ついでに転職エージェントに最低希望年収も言っておくと、効率的です。
それは生活可能な最低必要な年収です。
50代の方は家族がいたり、住宅ローンをかかえていたりします。
事情が各々あるでしょう。
最低必要年収も大事だと思います。
50代向け転職エージェントと転職サイト【おすすめ】:まずは行動
以上をまとめますね。
- 50代の転職は転職サイトと転職エージェントを上手く使うことで実現可能
- 50代の転職は求人が少ないので確かに厳しいが、経験を活かした転職であれば、可能性はある。
- 50代の転職において、年収ダウンを受け入れることもあるだろう。それは仕事次第。
- 転職エージェントは必ず年収交渉してくれるので、希望条件を正直ベースで言っておこう。
- 転職エージェントに最低希望年収も言っておくと、効率的である。
本記事で掲載した転職エージェントと転職サイトのリストを再度示します。
あとはあなたの行動次第です。動かなければ何も変わりません。